おい、そこの中年!!
アンタはもう40も半ばだというのに、結婚も出来ずに仕事は派遣で工場の夜勤。
工場に行ってもアンタの居場所はなく、休憩時間は隅っこ方で一人ケータイをイジっているね?
アンタが自分の居場所を見つけられるのは、相手の顔が見えないSNSだけ。
そこでアンタは実に偉そうに、そして嬉しそうに他人を貶しているね。無意識に日頃の鬱憤を晴らすために。
ウィキペディアを一生懸命にコピペしながら、あたかも自分自身の「知識」で語っているていで、実際はただ、空虚な言葉を並べ自分を大きく見せようとしているだけ。そんなだから実生活でもSNSでもトラブルが絶えない。
アンタはこう思ってるね。「なんで、こんなに有能な俺様が認められないんだ。俺を理解出来ない周りのバガ共が悪いんだ!」と全部、周りのせいにしているね?
いいか?今のアンタは完全に終わってる。これからの事を考えてみろよ。10年後動けなくなった母ちゃんの面倒は誰がみるんだい?お金だっていっぱいかかるぞ。満足に国民年金すら払えていないアンタ。世間に毒づきながら、生活保護でも申請するのかい?
大人になれよ。とりあえず、コーヒーで一息入れろよ。
薄々自分が最低最悪だって気づいているんだろ?まずは、素直にそっから認めていこうや。
そうすれば他人にやさしくなれる。そうすと、そのうちアンタの周りに人が集まってくる。力を抜いて、自然体でいけばいいよと思うよ。
え?急にはそんなの無理だって?
じゃぁ、これを聴いてみろよ。奥田民雄の「30」。
ユニコーンを解散してソロになって2作目の作品。そうタミオが30歳の時の作品だ。
どーだい、このイイ感じの力の抜け具合。それでいて、キース・リチャーズのバックバンドだったエキスペンシブ・ワイノースをバックに従えて、レスポールをぶら下げて、極太で柔らかく力強いグルーヴを生み出している。
タミオは若干齢30にして、ロックの奥義をモノにしてるんだぜ?
ここでのタミオの目線は限りなく優しい。この時点でタミオは完全に大人なんだな。
もう一度言う。今のアンタは完全に終わっているよ。
だがまだ間に合う。何故なら、年だけとってアンタはまだ大人になってないから。
悩んで、学んで。そして遠慮して生きてこーぜ!
奥田民雄 / コーヒー